東日本大震災の際、世界中の人達からの義援金や励ましのメッセージを受け取りました。しかし、そのほとんどを目にすることなく、終わってしまっています。このサイトにそれらの好意をたくさん残して、多くの人に伝えて行きたいと思います。
並びなおす男の子
豚汁の炊き出しが始まると高校生位の男の子が真っ先に飛んでった。 勝手だなと思って見てたら、豚汁を足の不自由な老婆のところへ持ってって、 あったかいうちに飲んでね、と言い残すと 自分のをもらいに長い行列の後ろに並び直してた。
食い逃げをしない日本人
バイト中に地震があってほぼ満席の状態からお客さんに 外に避難してもらいました。食い逃げ半端ないだろうな、 と思っていたがほとんどのお客さんが戻ってきて会計してくれました。 ほんの少しの戻られなかったお客さんは今日わざわざ店に 足を運んでくださいました。
あんな大人になりたい
金持ってそうなおじさんが地震直後うちのコンビニでほぼ全商品買ったんだ 。周りの客もレジを手計算で打ってた。俺も正直金にもの言わせて独占するなんてなんてカスなんだと思ってた。けど買い占めた。商品を駐車場で広げてその場にいた人に配布してた 。配布終わってからいいんですか?って聞いたらうちには最低限の食材あるし金も持ち歩いてるから今近所の人にできることをしたい。次のコンビニ行くからまたね 。そういって立ち去った 。今は浪人フリーターやってるけどいつかあんな大人になりたいと強く思った。
小学2年生
小2の甥っ子がテレビを見ながら銀行員のパパに 「僕のチョコを送ってあげて」 義援金のようにお菓子も銀行から送れるとおもったらしい。 こんな優しさが今の日本にあふれているはず。
小さな女の子
仕事先のコンビニ店頭に震災の募金箱があります。 今日小さな女の子を二人連れたお母さんが会計された時、 子供たちに「このお金はなぁに?」と聞かれ、お母さんが説明。 すると子供達が「ここにお金入れたい!」と。 お母さんが買い物したおつりからそれぞれ千円を子供に… 涙が出ました…
分け合うと余る
亡くなった母が言っていた言葉を思い出す 「人は奪い合えば足りないが分け合うと余る」 被災者で実践されていたこの国の東北関東地震被災者の方々を日本を 誇りに思います。
ホームレス
ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が寒いから敷けって段ボールをくれた。いつも私達は横目で流してるのに。あたたかいです。
心あたたまる時間
一回の青信号で1台しか前に進めないなんてザラだったけど、誰もが譲り合い穏やかに運転している姿に感動した。複雑な交差点で交通が5分以上完全マヒするシーンもあったけど、10時間の間お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。恐怖と同時に心温まる時間で、日本がますます好きになった。
イタリアの友人
地震があった日、イタリアの友人から連絡があった。彼は、僕らイタリア人は日本人を本当に尊敬しているんだ。 日本人は忍耐強く、賢明で、とても強いから。 いつも困難を乗り越えてきただろう? だからきっと乗りきれる!頑張れ、応援しているよ。と。 その日の夜、彼のfacebookのプロフィールの写真はいつもの彼が写っているものではなく日の丸になってた。
怖いお兄さんたち
バイト先に若いお兄さんたちが軍団でお酒を買いに来たんだけど、その中の一人が「やべえ、オレお酒のためにしかお金持ってきてないから募金できん。ちょっとこれ買うのやめるわ」って言って商品返品してそのお金全部募金してた。お友達も続々と募金しててすごい感動した。
「パリジャン」紙の記者
「なによりも、日本人の冷静さに驚きました。フランス人は問題があればやたらと騒ぎます。 もし、フランスで同様のことが起こったとき、受け入れるという姿勢に慣れていない私たちは、あなたたち日本人のように対応できるか どうかは疑問です。」
テレビ局の記者
「食料不足が懸念され、スーパーに殺到する人たちの映像を見ても、みながきちんと列に並んで順番を待っている姿に驚きました。もしこれがフランスだったら、きっと押し合い、取り合いになるでしょう。以前、取材で日本に行ったとき、交通量の激しい銀座4丁目の交差点で、一度もクラクションが鳴らずに人と車が行き交うのを見たときから、すごい国民性だと思っていました。でも、震災時にもパニックやヒステリーを起こさずに、きちんとルールを守れることは、あらためて尊敬します」